化学肥料とは?種類や特徴、メリットとデメリット

化学肥料 野菜の栽培

化学肥料は空気中の窒素や鉱石などを原料にした肥料のこと。肥料としてチッ素、リン酸、カリが重要ですが、これら一つの成分を保証する肥料を「単肥」、二つ以上の成分を保証する肥料のことを「複合肥料」といいます。

ホームセンターなどでよく見かける「化成肥料」は複合肥料の一種に分類されます。

化成肥料は粒状になっていて撒きやすく、一粒あたりに配合されている肥料成分も均等なのでムラなく土に栄養を与えることができます。

他の有機肥料と合わせて施肥することもありますが、化学肥料は即効性が高く、安価なため広く使用されている肥料と言えます。

元肥や追肥でも使用しやすいですが、根を痛める(肥料焼け)こともあるので、使用する際は気をつけなくてはなりません。

やや値段は高くなりますが、有機肥料を配合した有機入り化成肥料もホームセンターなどで売られています。

化成肥料には「8-8-8」などと記載されており、これはチッ素、リン酸、カリがそれぞれ8パーセントずつ配合されていることを意味します。

価格の安さや使いやすさから、家庭菜園で初めて野菜を栽培する際は化学肥料を使って栽培するのが簡単でおすすめです。

化学肥料のメリットとデメリット

化学肥料のメリットとデメリット

価格の安さや使いやすいなどメリットが多い化成肥料ですが、土壌改良効果がないことや肥料焼けを起こす可能性が高いなどのデメリットもあります。

化成肥料のメリット

  • 価格が安い
  • ムラなく撒きやすく
  • 初心者でも使いやすい
  • 速効性がある
  • ガスやにおいが発生する心配がない

化成肥料は即効性があるので、最初に畑を耕す際に使用する元肥や追肥でも使いやすいのがメリットです。
バランスよく配合されているので誰でも使いやすく、管理しやすいのも魅力。

化成肥料のデメリット

  • 土壌改良効果がない
  • 濃度障害(肥料焼け)を起こしやすい
  • 持続性が低い

メリットを考えると、やはり化成肥料はとても便利で使いやすいということがわかります。

化成肥料ばかり使用すると土の中の有機物が減ってしまうので、有機肥料と合わせて使用する方法がおすすめ。

作物にもよりますが、生育初期に肥料を与えすぎると窒素過多になり、生育に悪影響を及ぼすこともあるので、肥料の与えすぎには注意が必要です。

有機質肥料と化学肥料をバランス良く配合した有機配合肥料も売られています。やはり価格は高くなりますが、ちょっとこだわって野菜を栽培したいという人は、こういった肥料を使うのも良いでしょう。

化学肥料の種類

化学肥料の種類

化成肥料にはいくつか種類があり、用途や栽培状況に合わせて使い分けるようにしましょう。
家庭菜園で初めて野菜を栽培する方は化成肥料(8-8-8)が使いやすくおすすめです。

単肥

肥料 特徴
過リン酸石灰 速効性のリン酸肥料。
尿素 窒素成分が多い即効性肥料。
硫安 窒素成分を多く含む速効性肥料。
硫酸カリ 水に溶けやすい速効性のカリ肥料。塩害は発生しにくい。
熔成リン肥 リン酸を多く含む肥料。砂状や粒状のものが売られています。

化成肥料

肥料 特徴
普通化成肥料 窒素、リン、カリの配合合計が30%未満の肥料。
高度化成肥料 窒素、リン、カリの配合合計が30%以上の肥料。
被覆複合肥料 表面を樹脂などで覆った肥料。持続性がある。
IB化成肥料 粒の加工により肥料成分がゆるやかに溶け出す。
液肥化成肥料 化成肥料を液体にした肥料。持続性はないが、速効性あり。

さいごに

化学肥料=人工的なイメージが強いですが、自然界に存在する物質でできています。
価格の安さや管理しやすさなど優れていますが、化成肥料のみ使用した栽培は土の中の有機物が減ってしまうので、有機肥料と合わせてバランス良く与えるのが良いと思います。

最近では環境負荷が少ない有機栽培が注目を集めていて、農薬や化学肥料を使わずに野菜を栽培する生産者も。
有機肥料は化学肥料と比べると効きめが穏やかで、種類によってはガスや虫が発生したりする場合もあるので、使用する際は注意が必要。

有機肥料にも様々な種類がありますが、「有機肥料だけで野菜を栽培したい」という方は様々な有機物が配合された肥料を使用したほうが簡単なのでおすすめ。

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